口腔外科について

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親知らずの治療

固いものを噛む役割だった親知らず

口の中の一番奥にある歯が親知らずです。生えない人もいますが、生える人は大体20歳前後に生えます。親知らずは縄文時代などの昔には固いものを噛むのに役立っていました。しかし、時代が進むにつれて軟らかい食べ物が増えたために現代人の顎は退化しました。親知らずが生えるスペースはなくなってしまい、今ではその機能を生かすことができなくなっています。

親知らずが虫歯の原因にもなります。

親知らずが前の歯を押すように生えてきたり、横向きに生えてきたりすると歯の間に食べ物が入り込みやすく、むし歯の原因になります。また、親知らずが歯並びを悪くしている場合は噛み合わせ不良の原因になりますので、早急に抜く必要があります。

親知らずの治療の期間について

親知らずを抜歯する場合、簡単なものであれば数分程度で済みます。抜歯後は食べ物に気を付けていただき、1週間から1ヵ月ほどで抜いた箇所の穴が完全にふさがります。

当院の親知らずの治療

当院では口腔外科の専門医(東京医科大学病院口腔外科の近津大地主任教授)と連携して親知らずの治療を行っています。抜歯までを当院で行い、その後のケアを専門医にお願いしています。
抜歯については、患者さんの負担が少ないようになるべく短時間で、傷口を最小限に留めることに努めています。

口腔外科の適用範囲について

口腔外科って何?と思われる方も多いのではないでしょうか。先にご説明した親知らずの抜歯以外に、下記の内容も口腔外科として受け付けております。お気軽にご相談ください。

  • 歯がない場合のインプラント治療
  • 歯の移植、再移植、歯周外科手術
  • 歯周病や長期にわたる無歯顎(むしがく・歯が1本もない状態の顎)で、痩せてしまったり、溶けてしまったりした骨の再生・造成手術
  • 顎関節症(口が大きく開かない、顎が鳴る、顎関節やその周辺の痛みなど)
  • 口唇、舌、口の中のけが(切った、噛んだなど)
  • 口唇、舌、ほっぺた(頬粘膜)などのぶつぶつ、腫れ物、できもの
  • 顎、頬が腫れた
  • 事故などで歯が折れた、抜けた

上記のように多くの症状や病気を対象に治療を行っています。難しい症状の場合は、大学病院や地域連携病院と提携して治療に当たります。